毒素は普通、汗や涙、呼吸や大小便などから、体外に排泄されています。
そのなかで、『毒素の排泄』にかかわっているメインの臓器が、肝臓・腎臓といった消化器官になります。消化器官というと、毎日の食事の分解と栄養素の吸収、それから有害物質などを分解して体の外に排出してくれている、大切な器官ですが、現代の人って肝臓・腎臓の働きがうまく働いていない人がたくさんいると言います。
ではなぜ、私たちの肝臓や腎臓って、うまく働けなくなっているんでしょうか?
その疑問にショーンコーンさんは、わたしたちの生活を取り巻く環境に、有害物質がいかに多いかを以前うけたワークショップで指摘していました。その主たるところでは、食品の添加物。加工品のパッケージの裏を見ると、添加剤がわんさか掲載されていますもんね。裏をみてはあまりの添加物の多さに、棚に戻すことが多いものです。
素材の食材だって同じですね。
お野菜には残留農薬が、牛や豚・鶏など家畜には、飼料からの残留農薬や抗生物質の影響が指摘されています。一見新鮮でおいしそうにみえる素材を購入し、自分で調理すれば安心、というのもいまや通用しないのが悲しい・・。いかに安全な食材を手に入れるかは、一筋縄ではいかない現代社会であります。
さらには、空気や土壌・水などの汚染。
2011年の東日本大震災の際の原発事故からは、放射能汚染の影響が安全性への脅威に加わりましたね。日常生活を普通に送るだけで、知らず知らずのうちに毒素を身体に取り入れてしまっているんです。そして蓄積されてしまっていて、ある一定のレベルを超えたときに、身体が耐えられなくなって、病気になってしまう、とも言われているんですね。
さらには、経皮毒の影響も・・
日常使われる洗剤などを通じて、皮膚から有害性のある化学物質が吸収されることで、身近なところでは台所洗剤やシャンプー、ボディシャンプー類、洗濯洗剤や柔軟剤などの影響も指摘されています。
溜まった毒素を分解して、カラダの外に出してくれる腎臓や肝臓は、入ってくる毒素の量が多ければ多いほどフル活動。そして酷使され続けた臓器はうまく働かなくなる。そんな図式がみえてくるんですね。
そして、メンタルな毒素にも日々さらされています!
「自分がどんなものに中毒になっているか」に意識を向けてみてみてほしいとショーンさんは言います。
例えば、甘いもの、コーヒーなどのカフェインやアルコール、それから油ものとか・・。少しならさほど大きなインパクトはないものでも、日々の積み重ねで身体の細部にまでため込まれ、悪影響を与えてしまっていることに気づかされることもあるでしょう。
ショーンさんは言います。
それに気づいたとき。よくないなと思ったら、それを 少なくするきっかけに してほしい、と。
これはいわば、デトックスを実行するための前準備として、すごく大切だなぁと思うんです。だって普段のわたしたちの日常生活でいかに、毒素にさらされているか?をまず知ること、そしてそれが病気につながっていることを知ることなくして、取り組み方の真剣度がかわってきますもんね!
さらにいうと、デトックスって体のデトックスだけでなくて 心のデトックス あって、はじめて効果がでてくるはずです。そんな心と体と周りの環境を客観的に知ること、がデトックスの第一歩、となるのでしょうね。
春はデトックスの季節。
デトックスをさらに加速させるために、まずは、自分のまわりにある環境からのデトックスに目を向けてみるてはいかがでしょうか。
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