自閉症の人たちのための、ヨガ道場とは

自閉症の人たちが、穏やかに暮らせるための場を目指して。

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

『自閉症』は1000人に1~2人の割合で発症すると言われている原因不明の発達障がいで、女性よりも男性に多くみられているんですね。その一見すると奇妙ともとられる行動によって、社会に適応することが難しく、誤解も生じやすいことから、周りのひとたちや社会の理解が不可欠ともいわれています。

自閉症のひとたちの多くは、社会にうまく適応することができないことから、「自分はできない」という不安や焦燥感が高まってしまってしまいやすいんですね。それが自尊心の低下やさらなる孤立につながり、より大きな不安やパニック感へとエスカレートしかねないことから、悪循環に陥りやすいとも言われています。

そこで、アメリカのニュージャージーで創立された、”Ashram for Autism”では、自立した社会生活を心穏やかに送ることを目標につくられ、さまざまな生活の場面で直面する困難に苦しむ自閉症の人たちが集う場として、特別なヨガのプログラムが提供されています。

ヨガのプログラムは、自閉症についての専門的な知識を含めトレーニングされたヨガインストラクターたちによって指導され、おなじ障がいで孤立しがちな自閉症のひとたちやその家族が集う『コミュニティ』の場としても活かされています。

このアシュラムの運営は主に、自閉症のひとたちのための、ヨガアライアンス認定の指導者養成コース(Samadhi Spectrum)の運営収益と寄付金によって運営されています。この養成コースの卒業生が全米の各地で、自閉症の子供~青年たちに向けて、それぞれの地域でヨガクラスを提供するという形で広がりをみせているんですね。このビデオをみていると、ヨガに参加している自閉症の人たちの穏やかな表情がとても印象的です。

 

コメント