ビタミンカラーが効いた建物が目をひく6月
南アフリカ共和国は西ケープ州ケープタウンのボ・カープと呼ばれる地区の一角。
カラフルな建物が立ち並ぶ建物の前でマラーサナ(合掌した花輪のポーズ)をとるのは、Kafui Awoonor(カフイ アウーノー)さんです。
カフイさんはガーナで生まれ、アムステルダムで育ち、現在は南アフリカ在住の実業家として活躍。
Holding Space YogaとKafui Naturalsを創設しました。
ところで南アフリカのケープタウンは、有色人種の人々が差別された「アパルトヘイト」が始まった街。
このボ・カープの建物は、長く制度化された奴隷制度が終止符を打ったときに、喜びとともにカラフルに塗り替えられたともいわれています。
カフイさんがカレンダーの撮影に選んだこの地域は、南アフリカに移り住んだあとに「排除と差別」を味わった苦い経験とリンクするのです。
肌の色だけで差別される、そんな苦い経験からカフイさんは、民族・人種、社会階級や階層も宗教や文化的な背景に差別されない、どんな人にとっても肩の荷を下ろして羽を休めることができる安全な空間づくりをしたいと願いました。それが、Holding Space Yoga開設として形になったのです。
余談ですが、このボ・カープは2019年に南アフリカの遺産地域に指定されました。
奴隷制度と人種隔離政策(アパルトヘイト)の歴史を刻んだBo-Kaap Museum(ボ・カープ歴史博物館)があります。
いつかケープタウンを訪れることがあれば、訪れてみたい場所です。
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