早起きは百薬の長
朝型店長のモーニングルーティンは、夏場は3時すぎにスタートします。
ところが最近は、お布団からなかなか出れずに二度寝したりして、4時半前後始動。
それから6時前まで、書き物をしたり小説を読んだりしながら、心と身体を整えています。
涙活でのメンタルデトックス
ところで最近読んでいたのが、浅田次郎さんの短篇ものです。
1つの短篇を読みおえるごとに、涙がぽろぽろこぼれます。
この短篇集には、7つの作品が収められていたので、毎朝1つずつ読んでは、毎朝連続の涙活でした。
人のやさしさが響く『月島慕情』
この表題作は、惚れた男の身請けが決まった吉原の大夫が、現実を知ってとった行動がなんとも言えず潔い。
というか、ほろっとさせられるのです。
浅田次郎さんってば、名もない人々の人生に詰まった悲しみやら喜び、憎しみ、絶望と希望とを描くのがとにかく上手い人なんだなぁ。
今年は、浅田さんの小説を読み込む年にしよう。
巻末には、桜庭一樹さんの心憎い解説とともに、浅田さんご自身が創作秘話を語った「自作解説」入り。
浅田さんがとてもこころ近しく感じられた、心に残る一冊です。
今日一日に、感謝。
そのほろほろと流した涙は、日々心についた垢をぬぐってくれるよう。
涙をこぼしたあとは、朝焼けを見たときのようなすがすがしさが心に満ちて、今日という一日に、素直にありがみが感じられます。
まさに涙活小説と言えるでしょう。
それにしても浅田さんの作品は、何ゆえに心の奥にいつも隠した柔らかいところに触れてくるのだろうと、頬をつたう涙を拭っては考える日々です。
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