コロナ禍によるものか。ミッドライフクライシスなのか。
アラフィフ店長の周りの同年代に「うつ」を患うひとがぽつぽつとでてきています。
人生の夕暮れ時。急な環境や役割の変化などにともなって、心が追い付かなくなってしまうのかもしれません。
当たり前に出来たことが、できなくなる時
当たり前にできたことができなくなることは、コロナ禍だけにとどまらないもの。
人生の折り返し地点をすぎるころにも、それは訪れます。
昔は当たり前でできていた、飲んだ後のラーメンが胃に響くなんて小さなことからはじまって
ストレスについつい深酒にハマり、やめられなくなったり。
『当たり前』にできてきたことが1つ2つと多くなっていく。
できてきたことへの『喪失感』の塊に押しつぶされ、心が不安定になるとき。
ミッドライフクライシス(中年の危機)にずぼっと足を踏み入れているときなのかもしれません。
うつはどんなときに発症するのだろう
真っ暗闇の中で、出口の見えない状態におかれると、人はストレスにさらされると言います。
その状態から抜け出せないと『絶望』することで、うつを発症するとも・・。
ハガネの心を持って強く生きてきた人であっても、ある一点を超えたところで、心がぽきっと折れてしまう。
逆にいうと、強く生まじめに生きてきた人ほど、うつを発症してしまうのかもしれません。
レジリアンスを高めるために
もし折れてしまっても、修復できれば良いよね、と。
骨折しても骨芽細胞によって新しい骨がつくられ折れた部分はくっつくから。
そんなイメージを思い浮かべながら考えたときにふと思い浮かべたのが、レジリアンスです。
レジリアンス(resiliance)とは?
レジリアンスとは、「もとに戻ろうとする力」と訳されます。
心のしなやかさともいわれ、また病気を防いだり治したりする心身の働き、それから自然治癒力とも同じような意味で使われたりします。
そんなもとに戻ろうとする力は、果たして自力で高めることはできるのだろうか。
あるいは、生まれながらにてその力に差はあるんだろうか。
そんな疑問をもちながら、”レジリアンスー症候学・脳科学・治療学”(八木剛平 / 渡邊 衡一郎 編集、金原出版)を先日読んでみました。
心のしなやかさは、生まれながらに決まってる??
なんと!レジリアンスは、遺伝的な側面をもっていて、親から子へ遺伝するといいます。
ならば、親のレジリアンスが低ければ、子は生まれながらに低いままで人生を生きなければならないらしい。
逆境や苦しみにも打たれ弱く、傷だらけになりながら生きていかなければならないのか?
と無力感に襲われ、絶望的にも感じられました。
レジリアンスは自分でUP可能!
ところが最近の研究は遺伝するところにとどまらないことをつきとめています。
そう。遺伝はすることはするけれど、高めることも不可能ではないらしいのです。
うつからの回復力という面から、様々な研究結果が出されていました。
オメガ3系脂肪酸(DHAを1.5g/日)をとる
例えば1996年の研究では、ストレスにさらされたときの攻撃性はコントロールできるといいます。
またエドワーズ氏の研究では、うつ病の人はオメガ3系レベルが低いことが確認されています。
オメガ3系の多い食べ物としては、魚介類が有名なところですね。
お魚が足りてないな、というときには、サプリでとるのも一案です。
お寿司なら、マグロ、イワシ、ブリ、サバ、サンマといった『青魚』を!
継続したヨガと呼吸法の練習を
ところでストレスに対する耐性を高めてくれるのが脳内ホルモンの『セロトニン』。
このホルモン活性が高まるアンカーの1つに、運動が挙げられています。
前頭前野の脳血流が増加するためであり、週3時間目標のレベルで続けることで、うつ病改善の治療としても使われているんですね。
運動については、意識的な呼吸がセロトニン活性に一躍をかうともいわれています。
日々のヨガの練習にぜひ呼吸法も取り入れて、自分でレジリアンスを高める習慣を!
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Global Yoga Styleは、あなたのレジリアンス力を高める応援隊です!