『プラスチック依存症』からの脱却

“脱プラスチック”を自分の生活の中からやってみよう

そう思って手にしたのが『プラスチック・フリー生活』。
シャンタル・プラモンドンさんとジェイ・シンハさん著の書籍です。

プラスチックフリー生活

『脱プラ入門ガイド』ということもあって、店長にも取り入れやすいアイデアが満載では?

と期待しながらまずは、目次を眺め、そして全体をざっくりと読み進めてみて思ったのは・・・。

「これは難しい・・」

でした。
いえ。正直に言いますね。
まずでたのは「無理!」という無力感と拒否反応でした。

何がそんなにダメか、というと、何がという特定のものがどうこういうのではなくて、何から何まで『お前の生活はダメづくしだ!』と叱られた感じです。

でもその後、少し気もちが落ち着いてきてみえてきたのは、いかにプラスチック製品に依存している生活の中に自分はいるのか、という事実でした。

プラスチックの分別

プラスチック依存症じゃん。

「これもあれもプラスチック使っているけど、ダメなの!?これをプラスチックでないものにすべて切り替えるなんて。できないよ・・・。」

そうです。店長はいっぱしの『プラスチック依存症』です。

でも店長だけでなくて、日本という社会全体が『プラスチック依存症』だと言った方が正しいのでしょうね。
第一、値段もお手頃で便利。

それでも地球環境に悪影響だと言われているし、第一私自身にとっても健康面で害になり得るんだよね、とは頭ではわかっていても、プラスチックを最低限に減らした生活は、ある意味不便さとも同居しつつ、これまでの生活との折り合いをつけないことには実現は難しいものです。

そんな思いに途方にくれたという訳です。
1つの身の回り品を切り替えるだけでも、忍耐力や焦燥感と付き合いながらの時間がそこに待っているからです。

たとえばシャンプーの切り替え1つをとってみても苦い経験が思い出されます。

頭皮から合成界面活性剤の毒素が吸収される?

以前、経皮毒についてすごく気になった時期があって、それを機にシャンプー剤を身体にとって毒素の少ないもの、たとえばノンシリコンだとかオーガニックものだとかに切り替えたことがありました。

そのとき切り替え自体で、半年以上かかったのです。というのも、その時に使っていたシリコン系の経皮毒の恐れありのシャンプーは浴室に3本ほどありました。その日の気分や洗いあがりの違いなどで使い分けていたんです。

なのでそれらを差し置いて、すぐに身体によさげなものを新たに買い換えるという訳にはいきません。いっそ潔くその3本を捨てることができればよかったのかもしれませんが、『勿体ない』という日本古来からの美徳?も顔をだします。さらには懐具合も気になるもので、これまでのシャンプーを使い切ってからの切り替え、が無難な選択だということで自分なりに納得しみあした。

でも切り替えまでの期間は、忍耐に次ぐ忍耐に。
心が離れてしまったシャンプー剤で髪を洗い上げるシャンプータイムの苦しみといったら・・。言葉に言い表すことはできないものでした。

まずは1つ。脱プラにすることからはじめよう。

それでも。と思うのです。
特に身体に害が大きそうな気になっているものから、やってみようと思う気もちになったのは、1つにこの本にでていた『プラスチックから浸みだす化学物質の危険性』であり、またやはり地球と人間とは密接にリンクしているからこそ、できることからやっていかなければならないのだということです。

ペットボトル

また、単にダメだと念仏を唱えるのではなくて、シャンタルさんたちの言葉を借りると『プラスチックはゴミではなくて、危険をはらみつつも価値ある資源』として食品用と以外の安全な形に慎重にリサイクルまたはリユースされるもの、として使われることが大切だと。

そしてそのためにも、プラスチックというものの良さと欠点をちゃんと知ること。
そして1つでも脱プラにできることに取り組むことが、次世代への責任なのだろうと、思うに至ったところです。

ということで、店長の実生活のなかでの小さな脱プラへの取り組みや、地球環境についての雑感などをブログで綴っていきます。
ショップのほうでも先月からは、ヨガマットの梱包についてはこれまでのプチプチでの梱包に加えて『プラなし簡易梱包』をお選びいただけるように変更しています。
脱プラ生活を少しずつでも、無理や負担のないところから取り入れてくださる方が増えていくことを願っています。

次回は、『勿体ない文化』と『使い捨て文化』と豊かさの象徴についての雑感です。

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