がんと診断されたら
それが自分のことであっても、大切な人のことであっても。
何も考える気もおきず、思考停止に陥ります。
大きな悲しみと不安とで、息をするのも苦しくなるくらいに。
遠くにひっそり仕えていた『死』が、速足で近寄ってくる瞬間でもあります。
苦しみに沈む日々を何日かどうにか過ごした後、少しずつ心が落ち着きはじめてくると、病気と闘うことに気もちが向かう、かもしれません。
どんな選択肢があるのか。
調べてみると一般的な治療法の他にも、さまざまな代替治療が世の中には用意されていて、そんな中でもメンタルケアがいかに大きな力となるかに、気づかされるかもしれません。
そんな時に手にしたい書籍がこの『ヨガガとがん』という本です
シンディ・リーさんからの前がきメッセージ
あなたがヨギーなら、シンディ・リーさんをご存じかもしれません。
OMヨガセンターの創設者で、アーサナとチベット仏教を融合させた、ゆったりしたフローヴィンヤサと瞑想を組み合わせたレッスンを指導しているヨギー。
Jade Familyのメンバーとして、早い時期からジェイドカレンダーには登場していたヨギーの一人ですが、この本の前書きにシンディさんからメッセージが寄せられています。
それもそのはず。
OM Yogaの女性がんサバイバープログラムがベースに
この『ヨガとがん』という本は、著者のタリーさんががんサバイバーとして、OM Yogaの講師養成プログラムで学び、そしてy4C(がん患者のためのヨガ)のプログラム講師として指導し、そして研究を重ねつづけて構築した集大成の一冊なのです。
懐かしいシンディさんのこのショットは、2008年ごろのものです。
シンディさんのハーモニーは、オリーブグリーンでした。
と話しはそれましたが・・。
シンディさんのいう、この本は『タリーからのサバイバーへの真の贈り物」だという意味がこの本を読んでいるととてもよくわかります。
ヨガががん治療による副作用をコントロールしる力になりえること、痛みの原因を理解しながら生活することが、いかに生活の質の向上につながるのか。
同じ苦しみをもつ仲間の役に少しでも立てたら。
そんなタリーさんの熱い願いが、この厚い本のはしばしからにじみでています。
本のいろんなところで目にする、メッセージも心を打ちます
青虫は、自分の世界が終わったと思った時
蝶に変身している (無名)
1つの慣れ親しんだ世界が終わって、絶望するかもしれない。
けれど、慣れ親しんだ世界を手放してみると、新しい世界がそこには待っている。
そこでの人生は、今まで思ったようなものではないけれど。悪くはなさそうだ。
自分らしい、心豊かな、本当のあるべき人生がそこに待っているんだよ。
といわれているように、感じました。
この『ヨガとがん』は、ヨガの指導者にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。
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