先日、東野圭吾さんの『手紙』を読みおえました
人殺しの兄をもつ弟の、過酷な人生
映画や舞台にもなっている作品なだけに、きっとご存じですね。『強盗殺人の弟』という過酷な刻印を常に抱えながら、就職や恋愛などどんな場面でも付いて回る人生の重さにめっちゃ心が重く暗くなった。加害者の家族や、被害者の家族を取り巻く心の葛藤や痛みを疑似体験した思いに、「技あり1本!」と声を挙げたくなる思いでした。
とはいえ、この本、読んでるうちに「あれ?このあらすじ知ってるかも」という思いが・・。昔。いつごろか覚えていないくらい昔に、この本はどうやら読んだようです(汗)。最後もなんとなく知ってた。それでも、昔とは違った気づきのある、とっても深く心がえぐり取られた読書タイムでした。
疑似体験が、知らない自分をあぶりだす
本好きの人は、読書の醍醐味について『自分の知らないことを知る楽しみ』を語ります。でも店長はそれ以上に『自分の知らない自分を知る楽しみ』を挙げたいな。読書をすることで、登場人物に自分を重ねて苦しくなったり、自分を発見したり。文字通り”自分と向き合う”ことができるのが、読書の醍醐味じゃないかと。
読みたい本が、どんどん湧き出てくる
自分と向き合って、自分を知る。そんな本にであえるのは、一つの『ご縁』ですね。ではそのご縁なる本にどうやって出会うのか。
方法は極めてシンプルです。なんのことはない。色んな本をざっくり読んでみるのがはじまりなんです。「読んでみて、心に迫るものがあったか。感じるものがあったか。」もしそんな本に出会えたら、それは自分との『ご縁』をもつべくしてあらわれた本です。次にはその本の著者の他の本を読んでみるとか、本の中で紹介されてた本を読んでみる。著者が書くにあたって参考にした本を読むのも一つです。(本の最後のほうにある「参考文献」)
図書館を最大限活用すべし!
本との出会いは、お見合いに似てます。会ってみなければその人と自分が合うのかわからない。写真やタイトル?書評などではわからない魅力は、実際読み始めてみてわかるもの。なので、気になる本はとりあえず図書館を通じて借りるべし。すぐに図書館のネット検索で、近くの図書館の蔵書にあるかどうかを調べます。蔵書としてあれば予約をします。
図書館にもない本も結構ある
図書館の蔵書検索で見つけられない本はどうするか。店長の場合は、しばらく『読みたい本リスト』なるものに寝かせます。リストにしばらく待機させてぐずぐずしてるうちに、近くの図書館で取扱い開始になるかもしれない。或いは、読みたい!という欲求が薄れるかもしれない(この場合はリストから削除します)。もう読みたくない本は、深追いしません(笑)。
読みたいという波がまたしても押し寄せたとき、それでも近所の図書館で見つからなければ、大型書店で在庫があれば、ぱらぱら見してみる。或いは、国会図書館のような大型図書館に行く機会があれば、そちらで内容をぱら見する。パラ見してざっくりと何が書いてあるのかを探り、それでも欲しければ買う、こともあります。店長は家のスペースと予算が許さないので、あまり本は買いません。図書館をこよなく愛し、活用することにひたすら没頭する日々です。
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