気もちが凹んでいるときは。

歴史ものの小説を読もう!

徳川家康

とくに、人間関係に疲れたときには、歴史小説はおススメです。

というのも『歴史は繰り返す』というように、登場人物に心当たりのあるあの人、この人の姿を発見するんですね。それからこんな人になりたいな、と好感をもてる人物や、あんな風にはなりたくないなと、嫌悪感を覚える人物を客観的に眺めていくうちに、なんとなく心の整理がついたりするんです。

それに、いつの時代の人も人間関係には悩んでいたんだな、ということもわかるし、昔の人は炊事洗濯などの家事はすべて人の手だったから、いまの世の中は便利になったな、と現代文明に感謝のきもちが湧き上がってきたり、といった思わぬ収穫もあったりしますよ。

そんなこんなで、自分の凹んだ気もちもいつの間にかどこかへ。悩みや問題がなくなるわけではないのですが、それを暗くとらえる自分の心のとらえ方が変わっているんですね。

わたしが繰り返し読んでいる本は、山岡荘八の「徳川家康」。全26巻の長編ものなのですが、これまでで4~5回は通しで読んでます。とくに気持ちが凹んだ時に読むことが多い小説で、いつもいつも何か気づきを与えてくれる一冊です。

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