ゆっくり動かすヨガは好きですか?

柔軟性を高めるために

特に夜の時間帯は、いわゆる”陰”の時間帯に入ることから、がっつり動くタイプのヨガの練習よりも、ゆっくり目のヨガのようが理にかなってはいるんですね。スローなテンポで身体の中のエネルギーを流すようなスローフローなヨガや、陰ヨガのような1つのポーズをじっくり長めにホールドするタイプのヨガがその代表格です。

ところで、筋肉って『ゆっくり伸ばすこと』が、カラダの摂理に叶っているの、ご存じでしょうか?

そのカギになるのが、カラダの『伸張反射』と呼ばれる働きです。

例えば、小学生の体育の時間。ラジオ体操などで前屈したりするとき、反動をつけて「えいっ!」と曲げようとしませんでしたか?すると先生に「反動つけるな!」とか怒られたりしたものです。先生が言っていたのはこのことだったのですね。

筋肉を急いで伸ばそうとすると、脳がその動きを抑えようとしてしまうのがこの『伸張反射』が働くためなんですね。急に筋肉がどんどん伸ばされすぎて抑制が働かなければ、それも危険ですよね。そりゃまずい!と、カラダがちゃんと制御をかけてくれるんですね。

だからこそ、ゆっくり息を吐きながら筋肉を伸ばしてあげる。

それが、柔軟性を高める第一歩になります。前屈が苦手な人や腰痛もちの人にとっては、スローなヨガはまさにうってつけ!股関節やハムストリング(裏太ももの筋肉)、お尻の筋肉などなどの柔軟性を高めてあげることが功を奏することがよくありますので、時間をかけてゆっくりと伸ばしてあげたいところですね。

Global Yoga Style(グローバル・ヨガ・スタイル)は、ヨガとともに”今”を生きるヨギーを応援しております。