悲しみで胸が苦しくなったら、胸を開いてみましょう。

寒い寒いこの時期。肩をすぼめて猫背になりがちで、胸も自然と縮こまってしまいますよね。同時に色んな『感情』まで身体の中に閉じ込めてしまっているのかもしれません。そんなときには意識して、胸を広げてみることが大切です。胸を広げたいときにやりたいポーズは、なんといっても『後屈』のポーズですね。

アップドッグです

たとえばこの『後屈』のポーズの代表格のコブラポーズ(ブジャンガ・アーサナ)のとき。いつもよりも胸をしっかり開いて、胸から後屈するかのように意識して練習してみてください。身体の中に溜まっていた何かが開く感じがしてくるはずです。というのも・・。

胸のあたりには、愛情や悲しみがたくさん詰まってしまっている

のを、ご存じでしょうか?
特に胸のあたりの背骨(胸椎:胸のあたりの12個でできた背骨)の4番目、ちょうど心臓のあたりの背骨です。「整体。共鳴から始まる」の著者の片山洋次郎さんによると、胸椎は感情に結び付いているといいます。

そのため、

「感情的に興奮すると、胸椎4番が緊張して固くなる」と!

さらには、ストレス過多になってくると、なんと!胸椎4から5番の間がくっついてきて固くなってしまい、首の上のほうまで張りつめたような『緊張パターン』で苦しむ人も多いのがストレス社会を生き抜くビジネスマンに多いというのです。確か首の上のほうまで緊張が張り詰めてくると、緊張型頭痛で苦しんだ過去を思い出すのですが、胸椎が悪さしていた可能性があるということは驚きです・・・。

ストレスがいかに身体に影響を与えているか、が垣間見られますよね。

『愛と悲しみの胸椎4番』とも言われ「涙も胸椎4案に繋がっている」ことから、『胸を開く後屈のポーズをがっつり練習すると、感情が溢れてきて、涙が止まらない人もいる』と言います。

溜めすぎた感情が一気にあふれ出てきたんでしょうね。

なにごとも溜めすぎ、はよくないですね。溜まりやすい感情は、ときどき循環させて、外に出してあげる作業が必要です。ときどき、コブラのポーズをしっかり目に練習してみて!できるだけ意識して、心臓の横あたりの『胸椎4番』を開くようにイメージしてみてくださいね。

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