過去のジェイドヨガカレンダーを振り返ってみると

これまでのJADEヨガカレンダーには、多種多様なヨギーやアスリートたちが登場していましたね。
たとえば2014年の表紙を飾ったのは、飛び込みのオリンピック金メダリストでもあり、同性愛者と公表しているグレゴリー・ローガス選手だったのを覚えていらっしゃるかもしれません。

グレゴリー選手

グレゴリー選手にとどまらず、ジェイドカレンダーには毎年のように、肌の色はもちろんのこと。
性別、性的アイデンティティや嗜好など多種多様なマイノリティ・ヨギーが登場しています。
違いを排除したり差別するのではなくて、むしろ多様性をサポートするかのように、ヨガが必要なあらゆる人たちに、ヨガを通じて豊かな人生を享受してほしい、そんな願いを込めたカレンダーであったことを改めて感じます。

JadeYogaとして、黒人コミュニティへとの連帯を表明

そうしたこれまでの経緯をみると、今回Jade社の代表ディーンさんが、黒人コミュニティとの連帯を表明し、あらゆる種類の人種差別や抑圧、社会制度に組み込まれた慢性的な不公正に抗議するという強い姿勢を明確にうち出したことは、しごく当然といえば当然でありました。

とはいえ「政治と宗教の話はするな」とはよく言われることですが、元環境問題の弁護士であり、物静かで紳士的なビジネスマンでもあるディーンさんが、こうした強い言葉で立場を出すのは、店長が知っている限り初めてのことで、正直驚きました。

繰り返される悲劇に、言葉が見つからない

ディーンさんは、”Our Commitment”というタイトルのメールで、黒人男性が白人警官に首を圧迫されて死亡した悲劇と、それが引き金となった抗議デモ、そしてアメリカ社会に横たわるシステミックな人種差別の根深さに、どう言葉を発したらいいのか言葉を失っていたと語り掛けます。

でも彼のメールは、デズモンド・ツツさんのこんな言葉で始まっていたのです。

“If you are neutral in situations of injustice,
you have chosen the side of the oppression.”

(不正義を前にして中立である、ということは抑圧者の側を選んだということだ。)

圧制者とはこの場合、人種差別をする人やそうした心を指しているのだと思います。

ディーンさんは今回の不正義に対して、中立の立場で居続けることをやめ、自身がどちらを支持するのか、どちらを支持しないのかを明確に打ち出したのでした。

今回の一連の抗議デモ、”Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)”の中で叫ばれている、システミック・レイシズム(システム化された差別)という言葉をよく目にします。人種差別の根源には、社会の仕組みのところに見えない差別が根を張っているといわれています。
それゆえに、政策の変更や教育なしには、なし得ないということを教えてくれています。

そして、抗議は暴力のない方法であることが大切であること。
生まれながらに差別心を持って生まれてきた人は、いないということ。
人種だけではなくて、社会に私たちの心にはびこる差別をなくすためにできることは何だろうか、ということを考えさせられます。

同時に、こうした諸々のことに目を向けることが、自分の意識を変えることにつながり、やがては周りの人たちを変えるきっかけにつながるかもしれないこと。
小さな力ではありますが、その小さな1歩が大切だということを今、痛感しています。

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Global Yoga Styleは、すべての人々が幸せになることを応援しています!