Stay Homeのなかで

読書の機会が増えたかもしれません。
最近、何か印象に残る本や、感動した本を読みましたか?

店長は今『スペインの貴婦人』という約100年前に世界中に惨禍をもたらしたスペイン風邪につい書かれた書籍を読んでいます。

この本は、スペイン風邪がどのように世界中に広がったのか、著者であるリチャード・コリヤー氏が1700人ものスペイン風邪サバイバーへの取材を行い、社会的な状況をストーリー形式にまとめたものです。

ノンフィクション。約100年前にも、今と同じような出来事が起きていることがよくわかります。

スペイン風邪

1918年~1920年に起きたパンデミック

WHOによると、スペイン風邪の感染者は推定で世界人口の約25~30%、死者は推定1700人~5000万人、致死率は2.5%ともいわれ、日本でもその惨禍は免れず、当時の日本の人口は5500万人であったのに対して、約半数の2300万人もの人々がスペイン風邪に感染、約38万人の方々の命を奪ったと報告されています。

日々の新型肺炎関連の報道の中では、スペイン風邪などの過去の惨禍を引き合いに自粛を叫ばれていることもあり、不安と恐れとがいつもそばに寄り添って離れずうっとうしさがぬぐえない毎日ですが・・。

この本を読んでいて、敵を知ること、そして歴史を学ぶことの大切さをしみじみ感じます。

というのも、読んでいく中で、当時と今の私たちがおかれている状況とは、似ていることもあるし、違っている点もある、ということに気づかされるからです。

歴史は繰り返す

現代のようにありとあらゆるものは閉鎖され、また産業は停滞。
人々の生活も一変しました。家族も散り散りになってしまって、電話も今日のように普及していなかったので、家族間の連絡は新聞の尋ね人の欄が使われていたといいます。

「アーノルド、お母さんは完全に回復した、父」
「ガボルカ、私は生死の間をさまよっている。愛しいお前の幸せを祈る」
というような痛切な知らせで埋まっていた。(p125)

電話はもとよりネットという手段も取れる私たちは、当時よりも恵まれている中での闘いなのだと気づかされました。

いわゆる『人災』による感染拡大も

当時、敵が何なのかもわからず、感染症であることも認める国も少なかったこともあったことや、検査はもちろんないこともあって、感染者を隔離することが遅れたことが多々あったようで、そのために広がる勢いのすごさは、現代の比ではありませんでした。

今では、ソーシャルディスタンス、だとか、ステイホームが叫ばれているのは、過去の過ちからの戒めとして、感染症の研究者たちがまとめてくださった賜物が今、活かされているのだとその恵みの大きさに感謝の思いでいっぱいになりました。

今と当時で、違っていること

今との大きな違いの1つに当時は、世界は第一次世界大戦の最中であったことが挙げられます。
多くの医療関係者は従軍部隊に組み込まれていて、市民生活の場にはかなり不足していたのです。
人々が適切な医療を受けられるには程遠い状態で、例えばイギリスでは5000人の患者に対して1人の医師の割合だというくらい、圧倒的に医師が足りていなかったようなのです。1人の医師が5000人を診ることは、どういうことなのか。現実的なものとして想像することがとても難しいと感じます。

食料も何もかも足りない

それから、大戦下ということで食料をはじめとした物資が不足していたということも挙げられます。

少しずつ解明される敵の生態

研究者いわく、まだまだ分からない、と言われている新型コロナウィルス。
とはいえ、スペイン風邪のときのように電子顕微鏡がなかったころとは違い、またこれまでの知見もある現代は、そのころとは大きな違いがあります。

今後、この見えない”敵”であるこのウィルスの襲い方の特徴や、撃退法なども解明され、また開発されていくことでしょう。ワクチンや治療薬が皆の手にも届くところに一日も早く来てくれることが期待されます。

また、抗体検査をみんなできるようになると、また私たちの生活に求められることも変わってくるはずです。

焦らず嘆かず。とはいえ、油断せず。

今日やることを粛々とこなしながら、今日も一日過ごそうと思う店長です。

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