不器用でアホで、マヌケで、カッコ悪い”自分”

そんな”自分”を恥ずかしくこそ思うことはあっても、それを無条件で愛していたか?
そう自分に問いかけたときに、「Yes」とは言葉にできませんでした。
少しでもカッコよく。バカが目立たないように。後ろ指さされないように・・・。
ときに虚勢をはっていた自分に気づくことすら、あります。

でも、そんな不器用な自分を、愛おしく思っていいんだ・・。
それに気づかせてくれたのが、ピースの又吉さんのこの「夜を乗り越える」という本です。

夜を乗り越える

「文学」って面白いんだ・・

一応店長は、短大では国文学を専攻してはいたんです。
でも、「文学」作品を”退屈”と思うことはあっても、又吉さんが力説するように”面白い”と感じたことは、正直一度もありませんでした(汗)。

又吉さんいわく、「文学」って面白いんですって・・・。
ムムム!と思いつつ。
本を読み進めていくうちに、なんとなくですが文学が面白いことがわかってきました。

というのも「文学」は、日常の葛藤だとか切実さを描いたものであること。
日常にある、『なんともいえないような不器用で恥ずかしいこと』をしているのは、実は『私』だけではない。
そんなことに気づかせてくれるのが「文学」らしいのです。

「あら、あなたもなの・・」

ちっぽけな、くだらないことでうじうじ悩んでいる自分を、なんてちっちゃいんだと思ったりするけど、そんなちっちゃい人物を「文学」作品の中に発見するのです。
ちっちゃいカッコ悪い自分で『それでいい』と、彼は力説するのです。
そんな自分をすんなりと、そのまま肯定したくなる、それが「文学」だというんです。

正直、そんな見方をして本を読んだことはなかったので、とても新鮮でした。
そして、なんかすごく楽になったんです。

彼のもつ独特のユーモアがまた、そんな気づきへ面白おかしく導いてくれます。
と同時に、繊細な思考をめぐらす、又吉さんという芸人さんの魅力にぐいっと鷲づかみにされましたよ・・。
又吉さんの頭の回転の良さや速さ、心の機微に触れたようで、とても心惹かれてしまいました。

もともとは「なぜ本を読むか」という問いに答える本

この本は、本を読む彼の理由について「おもしろいから」という彼の答えをいろんな角度から書きまとめた本なんです。
「興味があるけど、読む気がしないという方々の背中を、頼まれてもいないのに全力で押したい」というはしがきを読んで、興味をもった本でしたが。

今年のアタリ本の1冊にカウントさせていただきました。

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