レディガガの映画『アリー~スター誕生』の中でも

アリースター誕生

アリー(レディガガ)の旦那さんであるジャックの、アルコール依存症とたたかう姿が描かれていましたね。ジャック役で監督でもあるブラッドリー・クーパーも、アルコール依存症で断酒している過去をもっているだけに、彼の苦しみが演技に色濃くでていたようにも見えました。そして、アメリカ社会にごく身近に潜む、この深刻な社会問題をも見せつけられたような気がしました。

「アルコール依存症は病気」

これまでは、アルコール依存の人は意思が弱いとか、精神論で言われることが多かったものですが、実際は意志の問題ではなくて、コントロール障害による依存症という病気です。飲酒によって、社会的・身体損失があるのに、どうしてもお酒がやめられない状態。

戦争と平和の落差がもたらしたもの

アメリカでのアルコール依存症の社会問題化は、1970年代にさかのぼります。ベトナム戦争がもたらした暗い影の1つとしてアルコール依存症者の急増がありんですね。戦争でうけたトラウマだけでなくて、帰ってきた後の心のバランスが取れなくなって。戻ってきた平和な日常と、従軍していたときの体験との、あまりの大きな落差が、心の平穏を崩してしまったのです。その癒しの手段として向かったのが、酒や薬。心のバランスをとることの難しさが産んだ、心の病気、とも言えます。

依存症の治療の1つとしてのヨガ

そんな心の病をいやす方法として、アメリカではヨガが活用されていることをご存じでしょうか?昨日ご紹介したジェイドカレンダー4月に登場の、アハメド・ジャバリナッシュさんも、アルコール依存症の過去をもつヨギー。ヨガやマーシャルアーツなどとの出会いを通じて、自身のアルコール依存症を克服したのでした。

ベースにあるのは『心の鍛練』

ヨガはなぜ、アルコール依存症にも効果があるんだろう。そう考えたときに思い浮かんだのは、ヨガとは身体の鍛練だけでなくて、心の鍛練の要素をたくさんもっているということです。だからこそ、心のバランスを取ることが難しい人にも、心にアンカー(不安定さを安定に導く根っこ)をつくり、バランスをとりながら静かに、そして確実に前に向かって進む力を養う手伝いをしてくれるのです。

日本では、アメリカのように、アルコール依存であることをオープンにする文化はありません。なので、アルコール依存症であることを隠しながら苦しんでいる人も、実は思った以上にたくさんいるのではないかと思います。TOKIOの山口君もそんな一人だったのは記憶に新しいところです。病院で治療していても約半分は病院に戻ってくるともいわれるくらい、予後が悪い病気といわれているんです。

病気だとはわかっていても、病院に行くまでの決心はつかない・・・。

そんなときにはぜひ、近くのヨガスタジオの門を叩いてみてほしいなと。ヨガに触れ、自分の呼吸を取り戻し、心の平穏へのきっかけへの楔をヨガが作ってくれたら、そんな嬉しいことはありません。

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