胃の不調でつらいとき

どうしてますか?

おかゆと梅干し

こんな、白粥に梅干しの組み合わせ、胃にやさしそうですよね。

実はGW中に暴飲暴食をした店長家族は、このところ胃の調子が不調で、先日の朝はおかゆにしました。とはいえ、上のような白米のおかゆではなくて、玄米をおかゆにした3.5倍粥に。店長家では、白米より玄米が人気です・・・。玄米をお粥にだなんて面倒では?と思われるかもしれませんが、1合の玄米に3.5合分のお水と塩を入れて、圧力鍋で40分も炊いてあげると出来上がります。トロッとして美味しい玄米粥になります。

とはいえ、お粥って実は、胃腸にやさしくないの、ご存じでしょうか?

マクロビオティックでは、胃の調子が良くないときほど、玄米を普通に炊いて、よく噛んで食べることを勧めています。その背景にある考え方に『唾液の働き』と『噛むことの効用』があります。というのも、普段から

マクロビオティックでは、一口100噛むよう指導されます。

正直、100回噛もうと気をつけても、30回くらい噛んでると、噛み続けることを忘れてしまい、口の中のご飯はなくなっています。よほど集中して噛み続けようとしないと、1口100回噛むというのは至難の業。それほど普段噛まないで食べているという証拠にもなりますが・・・。

でも噛むことって、すごく大切。

100回噛んでると、お米が小さく噛み砕かれ、それだけでも胃腸での消化を助けてくれるだけでなくて、炭水化物を消化してくれる”アミラーゼ”という消化酵素が分泌されます。でもお粥はすでにやわらかいこともあって、そのまま飲み込んでしまいがちです。なので店長も、玄米粥はできるだけ残った米粒を噛んで飲み込むようにしました。だって、せっかくの消化酵素の助けを借りずに、あとは胃腸に「頼むよ!」と送り込んでしまうのは、胃腸にやっぱり優しくない、ですもんね。

そう。よく噛んで食べるのが『マスト』になります。

そのため、早食いしがちな若者や、噛むのが面倒、それから噛むための歯が虫歯などでうまく噛めない、などの場合には、白米のお粥で急場をしのいだほうが良さそうですね。そのときには、ぜひ梅干しの力を借りましょう。あの酸っぱさが『唾液分泌』を促してくれますよ!

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