毎日かわす、自分との会話

最近日記を書いたのは、いつでしょうか?

自分と対話している毎日は心が忙しいです“シンプルな豊かさ”(サラ・バン・ブラナック著)より

小学生のころには、夏休みなどの長期の休みになると日々の出来事をつづった絵日記を書いていたのを思い出します。そこには『今日どんなことをしたよ」という出来事を記すのが主で、自分がどう感じたかや自分の思い、は少しだけ。

少しずつ大人になってくると、できごとをつづるよりも、自分の思いをつづることが多いのが日記ですね。でも大人になってからは書くという時間さえも忘れるくらい、毎日が早く過ぎてしまって。日記を書き続ける習慣をもっている人は少ないのではないでしょうか。

“シンプルな豊かさ”の著者、サラさんはこんなことに気づいたと言ってます;

しかし『シンプルな豊かさ』の道を歩み始めたとき、わたしは絶えず自分とかわしている会話に気づくようになりました。心静かなときはほとんどありませんでした。「猫の様子がおかしいわ。病気かしら?木曜日にクリーヴランド空港が雪で閉鎖されたら、どうやって帰宅しようかしら?わたしはまた報酬を受け取れるかしら?居間の家具に新しいカバーがいるわ-今使ってるのが古びてきたから」などなどの声を聞くのです。(p39)

わたしもつい最近、飼っているワンコの食欲が落ちたことで心配したり、この先また雪が降ったら・・とか考えてましたね。そして、次々に浮かぶその考えの多くは、『心配ごと』です。心配や不安に心が占められていては、絶えず心は揺れていて心が忙しくて、気もちが休まる暇もありません。

静かに心を落ち着けなければ見えてこない、創造的なことやもっと大切なことすら、忘れて日々を走るように生きてしまっている、そんな自分に時々出会うものです。

そこでサラさんは、なんとか自分の声を黙らせるために(笑)、自分との会話をノートに書きつづったのです。そう、日々頭に浮かんでくる声を日記としてしたため始めたんですね。そこでサラさんが気づいたのが、

わたしがしていたことは、日常の出来事を記録するというより、わたしの創造的エネルギーを枯渇させ、わたしをいらただせる、ささいな気がかりを取り除いていたのでした。書くことでそれを忘れ、その日を乗り越えられたのでした。(p40)

わたしも心配ごとや不安に苦しむ夜や朝に、日記に思いを書きなぐることがあります。眠れぬ夜には、日記が助けてくれたこともありました。答えが見つかると きもありますし、見つからないこともあります。むしろ見つからないことのほうが多いかもしれません。でも書き落とすことで、自分の傍らにその心配事を置い て、ソレから離れることができるんですね。客観的になれるんです。それだけで少しだけ安心感が生まれるんでしょうね。

アリソン・ルーリーは「ペンと紙があれば、世界を修正することができる」と述べています。対話日記を書くことは、真の自己を求めるうえで、あなたの世界を修正する確実な方法です。(p41)

最近ずいぶんと日記からは遠ざかってたことを思い出しました。
今日からまた始めてみようと思います。

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