魂をチューニングする音楽

音楽を聞いて涙したのは、いつですか?

音楽の奏でる旋律の美しさに感激して・・・。

という純粋に音楽性へ琴線が触れてということもなくはないでしょうが、どちらかというと、ふいに流れてきた音楽を聞いて涙するほうが多いのではないかと思います。忘れていた『昔の懐かしい思い出』が音楽と一緒に記憶の底から一気にどぉ~っと蘇ってきたりして、つい涙腺がゆるんでしまうことってあるものです。

それから思い出だけでなくて、覚えていないんだけどある音楽を聴いているうちに、何か懐かしいものを感じて、心にこみ上げるものがわいてくることもあります。そんな心のひだを揺さぶる音楽の一つが『インディアン・クラシックミュージック』にあります。

Steve Gorne(スティーブ・ゴーン)さんをご存じでしょうか?

バンスリーと呼ばれる、インドの竹笛を奏でるアーティストで、凝り固まった人々の心を、やさしく溶かす作品をたくさんリリースしているミュージシャンです。Steveさんの世界は、ヨガミュージックとしても有名で、ヨガのレッスンでも、よく使われています。リラクゼーションのスイッチが”ON”されるかのように、脳波がリラックス波に整うような力があるんでしょうね。

インディアン・ヒーリングミュージックSteve Gorneさんの作品の1つに、“drala”というアルバムがあるんですね。

このアルバムの曲を聴いていると、あたかも、太古の時代の夜にいるかのような、そんな錯覚に陥るんですよ。。というか、前世のまたもっと前に生きていた時代の記憶がよみがえってくるような、そんな不思議な感覚。

 

ちょっと目を閉じてみながら、想像してみてほしいんです。

あなたは、大切な人と二人で、静かな夜。丘に静かに座ってます。
あたりは真っ暗で、空を見上げると、数え切れない星たちと、まん丸お月様が明るく輝いていて、お月様の光で、かすかに隣の人の姿が見える位。こんな感じでしょうか。

月明かり

虫の鳴き声を静かに聞きながら、そこに流れる竹笛の音に聞き入る二人。
今日の悲しみも、日々の疲れも、やさしく心から拭い去ってくれるかのような笛の音。

鼻から静かに息を吸い込んでみると、体の中が、宇宙のように大きく広がって、そして息を吐き出すと、宇宙のエネルギーが、あたかも体のなかに残っているかのような『あったかさ。』、そして『心地よさ』。

そんな描写が、頭の中に描かれる音楽、それが、Steveさんのdralaなんです。

いつわりのない自分を、感じさせてくれれて安心感が広がって、つい涙がほろり・・・。そんな『インディアン・クラシックミュージック』はヨガのレッスンでは勿論ですが、心静かに、自分を見つめなおしたいときに聞くときこそ、使って欲しい、魂のチューニング・ミュージックです。

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