マクロビオティックではなぜお肉を食べないの?

「お肉はまったく食べちゃいけないんでしょ?」

マクロビオティックの話をすると、お肉が食べられなくなることに拒否反応を示されたり、「ごはんは玄米じゃないとダメなの?」と、玄米ぎらいの人に眉をひそめられたりすることがよくあります。

そんなときには、

「できる範囲で良いんですよ」

と答えるようにしています。体質によっては玄米をどうしても食べられないという人もいますし(=陽性体質の人。たとえば男性とか子供とか)体調によっては、お肉をとった方が良い時期もあると思います。

マクロビオティックでは、病気についての根本的な考えに『血液の汚れ』が原因になっていることが挙げられています。そこには腸造血説という”血液は骨髄ではなくて腸で造血される”という考えがあるので、消化しにくく腸で消化のプロセスで腐敗しやすく、酸化している動物性の食べものは、腸相を悪くするので避けた方が良いといわれていわれているんですね。

でも、ヨガが色んな形に派生し、枝葉にわかれて現代のひとに受け入れられやすいように進化・変化しているのと同じで、マクロビオティックもどんどん変わってきています。
現在ではマクロビオティックの世界でもいろんな指導者がいらっしゃって、指導の内容も同じマクロビオティックか?と思うほど違っていたりするんですね。

例えばまったくお肉をはじめとした動物性の食材を取り入れない食事を指導している方もいれば、お魚だけでなくてお肉を取り入れている食事法で指導している方もいらっしゃるんです。

「マクロビオティックって、一体どの方法が正しいのか?」

「マクロビなのにお肉良いってアリ??」など、正直悩みましたね。
でも学びつづけていくうちにわかったのは、どの方法も正しくて、でも正しくない、ということ。。
正しいということよりも大切なのが、どの方法が自分にとって良いのか?で、それは自分にしかわからないということなんです。当たり前のことといえば、当たり前ではあるのですが・・。

自分という人間が、どんな遺伝子をもっているのか。母親は、父親は陰性体質なのか、陽性体質なのか。胎児のときには母親が何を食べはぐくんでくれたのか。生まれてからは、何を食べどんなところで育ってきたのか。何が好きで何を沢山食べてきて、何が嫌いで何の食べ物や栄養素が不足しているのか。同じ家族の面々のなかでも嗜好も行動も違うように、体質も違っていますよね。人によって違うから、コレを食べれば健康になる、というのは大きな枠としては当てはまっても、個別にていねいに見ていくと違ってくるのは、ごく自然のことです。

試してみて、身体の声を聞いてみて、もっと言うと魂の声を聞いてみて

それで判断するのが一番なんです。人にとって良い方法が自分にとっていいとは限らないし、逆にいうと、人にとって良い方法をストイックに真似しても、健康になれるとは限らないんですね。

それに「これはダメ!」と言われると、人ってそれをやりたくなるものですから・・・。
自分の身体と心の声を聞きながら

“ほどほど”

に、一緒に食べる家族や仲間との今の食生活がケンケンしない程度に、心地いいレベルでマクロビオティックや健康的な食生活といわれるものを取り入れたりすることが、実は一番、良い塩梅にバランスが取れるコツなのでは・・・、と思う店長でした。